ひと昔前は生命保険と医療保険が一つになった商品が主流でしたが、現在はそれぞれが単体になっており商品も多様化し、複雑になっています。それゆえにどのような保険に加入すればよいのかわからない人も多いと思います。
両者の違いを知って保険選びの参考にしてみてください。

【生命保険】
生命保険は人の生命に関わる損失を保障する事を目的とした保険で一般的には被保険者が死亡した時に死亡保険金が支払われる「死亡保険」の事を指します。
生命保険には下記のような３種類があります。
定期保険は期間が決まっており一家の大黒柱が亡くなった場合に遺族に必要な生活資金など大きな保障が必要な時に加入します。
特徴としては期間が決まっている為保険料も安く子供が小さいうちだけ保障が必要である人などに向いています。しかし解約返戻金がなく掛捨てで満期になっても保険金はありません。
これに対し終身保険は保証が一生涯ありますが、その分保険料は高くなります。
満期保険金は同じくありません。
養老保険は期間が決まっていて死亡保障と貯蓄に備える事ができます。死亡保険金と満期金は同額になります。

【医療保険】
生命保険が主に人の死亡に対する保障であるのに対して医療保険は病気や怪我で入院したり所定の手術を受けた時に給付金が支払われるものです。
病気や怪我などに対する備えは年齢、性別を問わず加入する事ができますが加入時には告
知や診断書の提出が必要な場合があります。
保障期間は生命保険と同じく定期保険と終身保険に分けられます。
また医療保険は保険の第3分野と呼ばれ生命保険でも損害保険でもかける事ができるのも大きな特徴でしょう。
医療保険は他の保険商品よりも多くの種類がありあれこれと特約を付加していると保険料が上がってしまいますので保障内容をよく吟味して自分に必要なものだけに加入する事が大切です。

【医療保険と生命保険の大きな違い】
生命保険は死亡に対する保障で、医療保険は病気や怪我に対する保障になります。
ただし最近では生命保険の中にも医療保険の特約が付いているものもありますので二重加入を防ぐ為にも一度自分が加入している生命保険の保障内容を確認してみる必要があります。
どちらも保険加入時には健康状態の審査がありますが医療保険の方が審査は厳しく手術して間もない人や、持病がある場合は加入ができないケースもあります。
また医療保険の特約は先進医療特約、女性疾病特約、ガン特約、三大疾病特約、入院特約など多くの種類があり商品によっても付加できる特約が異なります。

【まとめ】
医療保険と生命保険両者の保険の違いは理解できたでしょうか？どのようなものに加入すればよいのか迷った時には専門家に相談したり保険の無料相談会に参加したりしてみるとよいでしょう。