前期高齢者の方が医療保険への加入を検討する際に考えるべきポイント

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はじめに

一般的に人間は年齢が高くなればなるほど、病気になるリスクも大きくなります。
特に前期高齢者と呼ばれる60代半ばから70代半ばくらいまでの年齢は、何かと体のトラブルが多くなってくるころ。
もしもの場合に備えて民間医療保険への加入を考える方もいらっしゃることでしょう。
ただ、そうは言ってもこれくらいの年齢になってくると、高くなる保険料と減ってくる医療費自己負担との兼ね合いなどで、色々と迷われるケースも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、前期高齢者の方が医療保険への加入を検討する際に考えるべきポイントについてお話ししたいと思います。

考えるべき3つのポイント

考えるべきポイントは以下の3つです。

健康状態

年齢が高くなってくると、心身の健康状態における個人差はより大きくなりやすいもの。
同じような世代の人同士であっても、現役世代の人と変わらないくらいお元気な方もいらっしゃれば、老化による影響を大きく受ける方もいらっしゃいます。
このような健康状態は、保険に入るかどうかを判断する際のポイントの一つになってくるでしょう。
ただ、健康な方であっても突然病気になってしまう可能性は否定できません。
したがって、健康状態だけで決めるのには不安が残ります。
「少しでも安心な気持ちになりたい」あるいは「余計な出費はしたくない」といったご自身のニーズに、あとから説明する2つのポイントを加味して考えてみてはいかがでしょうか。

医療費の自己負担は少なくなる

70歳以降(74歳まで)は医療費の自己負担が原則2割と、それまでに比べて1割少なくなります。(ただし現役並みに収入がある方は3割のままです)
また、入院や手術などで高額の費用がかかってしまった場合には「高額療養費制度」を利用することで、自己負担を一定の範囲内に収めることもできます。

医療保険に入ることの長所と短所

長所としてはやはりもしもの場合に保障があるということでしょう。
入院をするとなれば、医療費以外にも色々とお金が出ていってしまうものですよね。
また、年齢が高くなってから病気になるということは、想像以上に心身への負担がかかるものです。
そのような状況では、個室で他の人に気兼ねなく病気を治すことに専念したいと考える方も多いはず。
保険に入っていれば、それらの出費を心配せずに済みます。

一方、年齢が高くなると月々の保険会社への支払い額も若いころに比べて大きくなります。
つまり、ふだんの負担が増えるということですね。
この点は短所と言えるでしょう。

まとめ

今回は、前期高齢者の方が医療保険への加入を検討する際に考えるべきポイントについてお話ししてきました。
なお、実際に加入したほうがいいのかどうか、加入するのであればどのような会社のどの保険がいいのかといったことは、より詳細な個々のニーズや事情によって異なります。
この点は、保険の専門家に相談してみると、より的確なアドバイスが期待できるでしょう。
また、持病や病歴がある場合は部位不担保などの条件が付いたり、加入そのものが難しいように思われるケースもあるかもしれません。
そのような場合でも、自己判断であきらめてしまうのではなく、まずは保険の専門家に相談されることをおすすめします。
何か安心できる解決策が見つかるかもしれません。

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