- 2017-7-11
- 医療保険
病気や怪我で入院や治療をする場合の保障として、多くの人が加入しているのが医療保険です。病気や怪我をした場合、どれくらいの保障を確保しておけばよいのでしょうか?医療保険に加入する際の参考としてみてみましょう。
【自身にあった適切な保障】
医療保険では、実際にどれくらいを保険からカバーし、どれくらいを自身の貯蓄からカバーするのかを明確にしておく必要があります。
例えば、病気で入院した場合の費用はおよそいくら位かかる、また差額ベッド代や治療費以外の費用はいくら位必要になりそうだ、という概算を出しそのすべてを医療保険でカバーするのか、半分補填してもらえば残りは貯蓄で賄えるのか、人それぞれの考え方や収入、貯蓄などによって必要になる保障額は変わります。
まずは、入院した場合に必要になる費用の概算を計算してみましょう。
【入院した場合の治療費の平均】
入院した場合の治療費や手術代などは、どんな傷病でどこに入院するかによっても変わってきます。
入院1件あたりの平均値を各自治体で見てみて、1入院にかかる費用の平均を見てみましょう。
東京都の場合1入院の総額は53万37円となり自己負担額3割で計算すると、約16万円となります。名古屋市の場合、51万7438円となり、同様に3割負担で計算すると16万円程度となります。上記の事から、一般的に1入院あたりの平均額は公的医療保険3割負担の被保険者の場合でも16万円程度と予想されます。ただしこの金額には先進医療、差額ベッド代、交通費などは含まれていませんので、必要な方は追加費用として予算を立てておきましょう。
【収入に対する保険料割合】
収入に対する保険料の割合は、高所得者ほど低く、低所得者ほど高くなる傾向にあります。複数のプランから検討し、保障内容や保険料を比較しながら自身に必要な保険に加入しましょう。
それぞれの収入や家族構成、健康状態、既往症、生活スタイル、生活水準が違うように、医療保険の必要性や、必要になる保障内容、保障額も一人一人違うのです。必要となる治療費等を元に自身に必要になる金額や、家計から捻出できる貯蓄などをシュミレーションしながら適切な保険料を導く事が大切でしょう。
また医療保険については、収入や貯蓄によってもその必要性は大きく変わるため、他人が高額な保険に加入しているからと言って安易に加入せず、自身に本当に必要な保険であるかを見極める必要があります。