医療保険に2つ入ることはできる?重複加入するメリットは?

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全体の8割以上の人が加入している医療保険ですが、2つ以上加入する事は出来るのでしょうか?2つ以上の保険に加入した場合、当然保険料の負担は大きくなりますが、それでも複数加入する場合のメリットはあるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

【医療保険に複数加入することはできる?】
自動車保険などの損害保険の場合、複数加入していても保険から支払われるのは実損額だけとなりますので、重複加入はできません。
しかし、医療保険の場合2つ以上の保険に加入している人も少なくありません。医療保険では、重複加入をしていた場合加入した保険の契約内容に沿った給付金が支払われる事になります。
医療保険は、実際にかかった費用ではなく何日入院したか、どのような手術を行ったかによって給付金が支払われます。例えば、入院日額5千円の保険に2社加入していた場合10日間入院したら、10万円の給付金を受け取れることになります。

【特約は要注意】
しかし、医療保険の特約については注意が必要です。ガンなどの治療について先進医療を希望し保険で備えようと思う場合に特約として付加するのが先進医療保険です。先進医療保険は同一の保険会社で1つしか加入することができませんので、覚えておきましょう。
これは先進医療保険では、損害保険のように実損払いとなっており、かかった医療費と同額が支払われるためです。
ただ同一の保険会社では加入できませんが、別の保険会社で、それぞれに先進医療特約を付加することはできますので、治療費等が心配な方はこのような方法で備えることもできます。

【重複加入するメリットとデメリット】
医療保険は重複加入すると上記のように給付金が2倍、3倍と支払われるため、病気になっても治療費や手術費、入院費用などの心配をすることは少ないでしょう。
また、A社では保障されない部分についてもB社の医療保険では保障され給付金が支払われるなどという事もあります。
医療保険に重複加入する場合保障の範囲が広くなり漏れが少なくなる、万が一の備えとして充分な保障ができるなどのメリットがあります。
しかし、一方で保険料が高くなるというデメリットもあります。また更新ごとに保険料が上がるタイプの場合、当初は支払えた保険料も数十年後には思った以上に負担が大きくなり家計に重くのしかかることもあります。
保険は、将来を見据えて必要な分だけ加入し無駄のないようにしておくことが大切です。

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