30代、40代のお金の不安

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【はじめに】
アクサ生命保険株式会社が2017年に行った調査によると、30代のうち7割以上、40代のうち8割以上の人が、老後の社会保障や消費税の引き上げなどの、社会とお金に関する不安を抱いているようです。
これは生命保険会社が実施した調査ではありますが、マスコミの報道やネット上のQ&Aサイトでの投稿を見ても、金銭面で将来への不安を抱えている人が多いことは明らかです。
今回は、30代、40代が抱えるお金の不安について具体的に見ていきたいと思います。

【30代、40代のお金の不安】

1.貯蓄額
アクサ生命保険株式会社の調査結果では、お金に関する不安を持つ人が30代で7割以上、40代では8割以上という結果が出ています。
また、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が2017年に行った調査では、30代、40代のうち半数以上の人が貯蓄額が50万円以下という結果も出ています。
この二つの調査結果から、満足のいく貯金額を貯められていないことが、将来への不安につながっていると考えられます。

2.貯金が貯まらない理由
貯金が貯まらない原因は独身か既婚かでも変わってきます。

(1)独身者の場合
独身で貯金が貯まらない原因としては、給料が安い、家賃・食費が高い、ストレスによる無駄遣いなどが挙げられます。
収入をすぐに上げることは難しいと思うので、コンビニでの買い物を減らしたり、自炊したり、少しでも節約する方法を考えてみましょう。
ストレスによる無駄遣いが多い場合は、買い物以外のストレス解消法を探してみるのも効果的かもしれません。
散歩はお金もかからないし健康にもいいのでお勧めです。また、図書館やDVDのレンタルショップが近くにある場合は、読書や映画鑑賞で充実感を得てもいいでしょう。DVDレンタルはお金がかかりますが、旧作なら一本100円前後で借りられるので、娯楽としてはとても安上がりです。月額数百円の動画配信サービスを契約するのもいいかもしれません。
人付き合いが関わる飲み会などは断りづらい場合もあるかと思いますが、断る勇気も必要です。

(2)既婚者の場合
既婚者で貯金が貯まらない原因としては、生活費、子育て資金、親の介護資金などが挙げられます。
仕事をしながら家庭を維持するのは大変ですが、夫婦でまめに話し合い、貯蓄を捻出する方法を考えてみましょう。
携帯電話のプランや保険プランを見直したり、お酒の頻度を減らすだけでも効果があります。
どうしても苦しい時には親に援助を求めてもいいと思います。援助とは、金銭面だけではなく子供の送り迎えをお願いすることなども含みます。

【最後に】

今回は、30代、40代のお金の不安の原因についてまとめました。
頑張って働いているのにいつの間にかお金がなくなっているという人は多いかと思います。ですが、ちょっと工夫するだけで貯金は貯まりやすくなるので、一度、出費を見直してみてはいかがでしょうか。
今回はお金の「不安」に焦点を当てましたが、次回の記事では具体的な解決策をお伝えします。

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