老後の生活。皆で支えあう年金?!

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【はじめに】
20歳を過ぎたら加入義務で、私たちは保険料を納めなければなりません。今納めている保険料は誰かの支えになっています。また、将来の為に納めていく事は老後に安心して生活できるように保障の基盤を作っています。
さて、保険についてイメージをしやすいようにまとめてみましたのでみていきましょう。

【問題の背景】

平均寿命は80代になり伸びています。高齢化社会により高齢化の世帯は増えています。一方で出生率の低下により少子化になっています。このままいくと2050年には約3人に1人が65歳以上となります。高齢化がこのまま進むと、人口減少という比率も高くなります。また現役世代の就業形態が変化し、同時に景気変動の影響もうけています。

【二階建てとは・・・】

少子高齢化の問題は先進国共通の問題になっています。
アメリカやイギリスなどの諸外国に比べて2重に手厚く保障をしている国は日本独自の制度です。

日本の公的年金は大きく分けると、
・国民年金(基礎年金ともいわれています。) 20歳以上から60歳未満のすべての方が加入する年金
・厚生年金 会社員・公務員の方が加入する年金
という2つの年金を同時に加入している事を、二階建てといいます。

働き方や暮らしに合わせて加入する年金が変わりますので、比べてみたいと思います。
例)
1.国民年金(第一号保険者)
・職業は、自営業・学生・無職など。
・20歳から加入し原則59歳まで保険料が支払えないときは免除制度あり。
・負担額 毎月16,340円(定額)
・引退後の受け取り金額 65歳から亡くなる迄、毎月65,000円(基礎年金)

2.厚生年金(第二号非保険者)
・職業は、会社員・公務員等
・就職から加入し退職まで
・月給の一部負担(半分は会社が負担)
・引退後の受け取り金額 65歳から亡くなる迄、毎月156,000円(平均)(基礎年金+厚生年金)

3.国民年金 (第三号被保険者)
・専業主婦
・20歳から加入し59歳まで負担はなし(第二号被保険者全体で負担)
・65歳から亡くなるまで、受け取り金額 毎月65,000円(基礎年金)

※厚生労働省より参照
                      
上記以外にも
・個人年金は個人の自由意思で加入でき、一定期間保険料を納付し運用益と一緒に受給され貯蓄型といわれています。種類や期間も多様です。  
・企業年金は会社や企業が社員の為に扱っている保険です。老後や退職した際に支給。こちらも多種多様の種類・期間の保険があります。

【まとめ】

冒頭で述べた、誰かの支えになっているとは、年金制度は平成16年に改訂され、保険料の収入と積立金と公庫負担に加え財政検証の見直しやリスクマネジメントを行い制度が維持されています。公的な年金の場合、万が一の保障ありますので安心です。
成人・就職・結婚・定年と、ご自身のライフスタイルに合わせてぜひ一度検討してみましょう。

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