将来が予測できない時代、個人年金は必要?

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【はじめに】
2000年代以前は、就職したら終身雇用で働いて、退職したら年金を受け取ってのんびり生活する人が大多数でした。
しかし今は、仕事や年金制度のことなど、以前よりも将来のことが予測しづらい時代となりました。
そこで今回は、保険会社のサービスで注目されている個人年金の概要と、メリット・デメリットをまとめます。

【個人年金のメリット、デメリット】

1.個人年金の特徴
個人年金とは、国民年金や厚生年金のような公的な年金とは別で、民間企業がサービスの一環で運用している年金です。個人年金は、生命保険に分類されます。
毎月一定額の保険料を支払い、契約時に決めた年齢を迎えた時に年金を受け取るという仕組みになっています。
「自分が歳を取るころには、今より受給できる年金の額が減ったり、受給開始年齢が引き上げられているのでは?」と、老後の生活に不安を覚える働き盛りの人から注目されています。
また、近年は組織に属さないフリーランスという働き方をする人も増えており、厚生年金の代わりに加入する人もいるようです。
個人年金にはいくつかの種類があります。年金の受け取り方で見ると、定めた機関でまとめて受け取れるタイプと一生涯受け取れるタイプがあります。

2.メリット
・受け取れる額が多くなる
金利がほとんど同じ場合、積み立て預金と比べると後で受け取れる額が大きくなる可能性が高いです。(※商品にもよります)

・貯めやすい
個人年金には元本割れのリスクがあるので、普通の預貯金と比較すると簡単には手を付けられません。そのため、老後のための貯金を確実に貯めることができます。
長期間かけて貯金するのが苦手な人や、ある程度貯まるとつい手をつけてしまうという人には、便利なシステムかもしれません。

・控除が受けられる
個人年金を契約する際に「個人年金保険料税制適格特約」という特約をつけると、医療保険や死亡保険と同じように所得控除の対象となります。控除を受けるには、特約をつけたうえで年末調整や確定申告で申請する必要があります。

3.デメリット
・インフレの可能性
額面上は元本割れを起こしていなくても、現在と老後ではお金の価値が変わっている場合があります。
例えば、今の1円が、30年後には0.8円の価値しかなかった場合。額面上は400万円受け取れても、実質的には320万しか受け取れないことになってしまいます。

・保険会社が倒産するリスク
「将来のため」と思って個人年金を契約しても、保険会社が20年後、30年後も残っている保障はありません。
サービス提供元の会社が倒産した時のために「生命保険契約者保護機構」という組織により、被保険者は一定額の保障が受けられますが、本来もらえるはずだった額よりは金額が減ってしまいます。

【最後に】

個人年金は、国民年金・厚生年金とは違い加入するかどうかを自分で選ぶことができます。
メリットとデメリットを把握したうえで、自分のライフプランと照らし合わせて商品を選びましょう。
また、個人年金、生命保険、医療保険などで分からないことがある場合は、CSネットワークまでご相談ください。

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