- 2018-12-15
- 個人年金・年金
【はじめに】
今現役で仕事をしている方の給与は毎月出ているはずですが、年金支給はどうでしょうか?
高齢者の方にとって年金は生活の大きな支えです。家計を考えたとき、その入金日を把握することはとても大事なことでしょう。
今回は公的年金の入金日について見ていきたいと思います。
【年金給付までの手順】
国民年金保険料は基本的に20歳~60歳までの40年間毎月払い、受給できるのは65歳からです。年金の種類によって年金支給額は変わってきますが、年金受給権の発生は65歳の誕生日の1日前から始まり死亡まで支給されるという点は共通です。ただし誕生日が1日の人は、その月が誕生月とみなされ、例えば1月1日誕生日の人は1月からの支給になります。
男性なら61歳、女性なら60歳の誕生日3ヶ月前に年金支給の通知が届きます。申請書類を年金事務所に提出すれば「年金証書」と「年金振込通知書」が送られてきて、年金支給が始まります。
受給権が発生してもすぐに入金されるわけではありません。基本的に初回年金は手続きの2~3ヵ月後に入金されます。退職して給与がない状態にある場合は、年金の支給は死活問題なので余裕を持って手続きを済ましましょう。
実際の支給日を詳しく知りたい方は年金機構に問い合わせればはっきりとわかるので、チェックしておきましょう。
【年金の入金日】
基本的に年金入金日は偶数月(つまり2、4、6、8、10、12月)の15日となっています。15日が土日にあたる場合は前日もしくは前々日に入金があります。
奇数月は支給がありませんが、上記の入金日にまとめて過去2ヵ月分が支払われる仕組みになっています。
年金受給権は当人が死亡するまでありますが、死亡後遺族が受け取れるケースがあります。例えば2月に亡くなった場合、申請書類を提出すれば過去2ヵ月分(つまり12月・1月分)の
年金を受け取れます。
【まとめ】
いかがだったでしょうか?今回は年金の入金日について見てきました。
「平成28年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」というデータによると、第1号厚生年金被保険者(会社員など)の平均年金受給額は約14万5000円となっています。
決して少なくはありませんが、老後にもっと余裕を持ちたいと思う方は、民間の積立型年金や確定拠出型年金を利用することも検討しましょう。
また年金は65歳になっても受け取らず繰り下げることで少しだけ上乗せ額があります。その年になっても退職せず収入が期待できる方は、そういった制度も覚えておくとよいでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。