国民年金保険料はデビットカードでも払える?

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はじめに

厚生年金などの被用者年金に加入していない第1号被保険者の場合、国民年金保険料は自身で支払いの手続きをしなければなりません。
このとき基本的には年金機構から送られてくる納付書を使用して、コンビニなどで現金で支払う形になります。
ただし、申請をすることによりこれ以外の支払い方法を選択することもできます。
その場合、デビットカードを利用して支払うことは可能なのでしょうか?
今回はこのテーマについて説明します。

デビットカードとは?

デビットカードは、クレジットカードと同様に決済用のカードです。
したがって、買い物をしたときなどにクレジットカードと同じような使い方ができます。
ただし、クレジットカードとは大きく異なる点があります。
それは、使った分のお金が指定の口座から引き落とされるタイミングです。
クレジットカードの場合は毎月締め日が設定されていて、その日までに使った分の金額が決まった日にまとめて引き落とされることになっています。
これに対して、デビットカードの場合は原則的にカードを使ったそのタイミングで該当金額が口座から引き落とされます。
また、使用限度額は基本的に口座残高の範囲内となります。
このため、デビットカードの発行に際しては、クレジットカードのような審査を必要としないケースが大部分となっています。

保険料はデビットカードでも払える?

国民年金保険料はデビットカードでも支払いが可能です。
ただし、気をつけておかなければならない点があります。
それは、通常の納付書を利用する場合に、現金の代わりにデビットカードを使うことはできないという点です。
そのためコンビニなどに納付書を持って行って、現金の代わりに使うというのは不可能だということです。
これはクレジットカードでも同様で、コンビニなどで納付書を利用して支払う場合には基本的に現金しか使えません。(電子マネーは一部利用可能な場合もあり)

デビットカードやクレジットカードで保険料を支払う場合には、事前の手続きが必要です。
手続きは年金事務所で行うこともできますが、郵送のほうが便利です。
具体的には、年金機構のホームページから「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」をダウンロードし、必要事項を記入してください。
あとは、それを最寄りの年金事務所へ郵送すれば、約1ヶ月で指定のデビットカードもしくはクレジットカードから保険料が引き落とされるようになります。

まとめ

この記事では、国民年金保険料の支払いにデビットカードが利用できるかどうかについて説明しました。
保険料の支払いにデビットカードを利用することは可能です。
ただし、通常の納付書で現金の代わりにデビットカードを使って支払うことはできません。
デビットカードおよびクレジットカードで保険料支払いをする場合には、事前の手続きが必要となります。

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