年金の金額は毎月いくら?

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日本国内に住む、満20歳になった人に加入の義務がある国民年金。最近、受け取り開始年齢の幅が広がった事でもニュースになったので、関心を持っている方も多いのではないでしょうか?今回はそんな国民年金の毎月の納付額について解説します。

国民年金とは

はじめに、国民年金とはどういう物であるのか、からおさらいしておきましょう。国民年金とは、日本国内に居住している20歳以上60歳未満の人全員が、被保険者(加入者)となる社会保障の事です。

令和4年度の保険料は?

日本年金機構によると、令和4年度の国民年金の保険料は月額16,590円となっています。この金額は、前年の令和3年度に比べて20円の引き下げとなっています。

国民年金には保険料が割安となる前納制度があり、6ヶ月前納と1年前納、2年前納があります。6ヶ月前納の場合の保険料額は次の通りです。

●令和4年10月~令和5年3月分の保険料を前納した場合の保険料
口座振替の場合:98,410円。
これは、1ヶ月毎に納める場合より1,130円お得です。
現金納付の場合:98,730円。
これは、1ヶ月毎に納める場合より810円お得です。

●1年前納の場合
口座振替の場合:194,910円。
これは、1ヶ月毎に納める場合より4,170円お得です。
現金納付の場合:195,550円。
これは、1ヶ月毎に納める場合より3,530円お得です。

●令和4年4月~令和6年3月分の保険料を2年前納の場合
口座振替の場合:381,530円。
これは、1ヶ月毎に納める場合より15,790円お得です。
現金納付の場合:382,780円。
これは、1ヶ月毎に納める場合より14,540円お得です。

尚、クレジットカードで保険料を前納する場合の保険料額は、現金納付と同じです。

この様に、国民年金の保険料は、前納した方が1ヶ月毎に納めるよりもお得で、その期間が長ければ長いほど割安になるという事がわかります。

また、納付方法は現金納付、及びクレジットカードでの納付よりも口座振替での納付の方が断然お得です。

注意ポイント

●口座振替で保険料を納めるには、口座振替納付申出書と口座振替依頼書に必要事項を記入、押印し、管轄の年金事務所、金融機関、郵便局のいずれかで手続きする必要があります。
●上記の手続きをしてから、口座引き落としがはじまるまで通常、1から2ヶ月程掛かります。
●納め忘れた保険料を、口座振替で納める事はできません。

保険料には免除制度もある

失業などの理由により所得が少なく、保険料を納める事ができない場合、その旨を申請する事で保険料の納付を免除してもらう事ができます。申請する窓口はお住まいの市区町村役場か年金事務所です。郵送での申請も可能です。詳しくは管轄の年金事務所までお問い合わせ下さい。

最後に

国民年金は世代と世代の支えあいと言われます。今の現役世代が納めた保険料が、老後世代の大切な生活資金となります。自分もいつかもらう側になる事を考えて、しっかりと納め、また、収める事が困難な場合はきちんと免除申請をしましょう。

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