- 2018-6-14
- 学資
将来お子さんができて就学することになったとき当然、学費がかかります。
その学費を先に積立て、万が一の時に備えておくための保険が「学資保険」になります。
学資保険は保険料を支払っていきお子様がある年齢になったときに祝い金や満期金を受け取れるという保険商品です。また払った保険料の額より受け取る額の方が多くなる場合もあります。
今回この学資保険が本当に必要なものなのか、3つのポイントに絞って考察してみたいと思います。
【万が一の死亡保障、医療保険付きの学資保険もある】
学資保険は単なる学費の積立ではなく、親が万が一の事故などで亡くなってしまったり、学資を受けるお子様が入院してしまった時などにも給付金が下りたりする医療保険付きの商品も存在しています。
また、保険会社によっては「子ども保険」という名前になっている場合もありますので確認しておきましょう。
【払込額より受取額が多くなるケースもある】
月々10000円の保険料の払込期間が18年あるケースについて考えてみましょう。
この場合の満期金は240万円とします。
また、このケースではお子様の年齢が0歳、実際に支払いをするお父様の年齢が30歳の時学資保険に加入したとします。つまりお子様が生まれたばかりの時から高校卒業時までを保険料の払込期間に設定したケースです。
まず、払込期間が18年ですので
18年 × 12ヵ月 × 10000円 = 216万円
つまりお子様が18歳になるときまでに216万円の保険料を払い続けたことになります。
しかし満期金は、240万円となっているので最終的に24万円分多く受け取れることになります。
18年払い続けて24万円余分にもらえるのが、多いか少ないのかはそれぞれの家計の事情にもよるかもしれませんが、これは受取額が多くなるケースの一例となっています。
【生命保険の機能を有した学資保険もある】
親御さんに万が一のことがあった場合、学資保険の保険料の支払いを免除されるという機能が付いたタイプの学資保険のことです。
この場合、保険料免除になっても満期で受けられる支給金の減額などはなく契約通り満額支給されるということになっています。学資保険にはこのような生命保険の機能を有したものが多くなっています。
【まとめ】
その他、学資保険は生命保険料控除の対象になるということも覚えておきましょう。
つまり控除申請を行えば住民税や所得税の減額に繋がるということです。
会社員の方は年末調整時、自営業の方は確定申告の際申請しておくと良いでしょう。
生命保険料の控除のように住民税、所得税の還付が受けられます。
お子さんの将来の保障と親御さんの節税という面から見ても学資保険に加入することは有意義だといえると思います。