将来に向けてのビジョンの重要性と立て方

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はじめに

近年、ビジョンというものが非常に重要視されるようになってきました。
就職面接でも必ずと言っていいほどビジョンについて質問がなされるなど、社会人としてビジョンを持っていることは常識になりつつあります。
そこでこの記事では将来に向けてのビジョンの重要性とその立て方について考えてみることにしましょう。

ビジョンの重要性

まずはビジョンの重要性から考えてみることにしましょう。
そもそもビジョンとは何なのでしょうか?
この言葉を日本語に直すと未来像あるいは理想像といった意味になります。
つまり「自分が将来そうなっていたいと願う理想の姿」「将来の目標」
これがビジョンです。
これがなぜ重要なのかは、もしビジョンがなければどうなるかを考えてみるとわかりやすいと思います。

もし将来の目標というものがなければどうなるでしょうか?
ただ今を生きるだけになります。
禅では「前後際断」という言葉があるように、後ろも前も見ず今を生きることは素晴らしいこととされています。
ところが、現在の社会においては、しっかりとした目標を持ち、そしてそれに向かって突き進んでいく姿勢が重要視されます。
言い換えれば、現代という時代においては今よりも将来のほうに重きが置かれ、今という時は将来のための手段として使うことが求められていると言っても過言ではありません。
このような状況下では、何の目標も持たないなどという人はまともな評価をしてもらうのが難しくなります。

もしあなたが組織や他者から何を言われてもどのように思われてもさして気に留めず、社会的地位も求めず、そして何が起こっても自分でそれなりに対応できる自信があるのならば「前後際断」でもかまわないでしょう。
むしろ、そのほうが幸せかもしれません。
しかし、そんな生き方をできる人はまれです。
ふつうは、社会や組織から一定以上の評価を受け、それなりのキャリアを積み重ねていくことを望んでいる人のほうが多いはずです。
そうなると、どうしても人に示せるような将来の目標が必要不可欠になってきます。
つまり、社会的に成功したいのであれば、望むと望まざるとにかかわらずビジョンを持っておかなくてはならない時代になったのです。

ビジョンの立て方

では、次にこのビジョンの立て方について考えてみることにしましょう。
理想的なのは、自分がそうなりたいと思う姿、そうなっていることを想像するとワクワクするような将来像を描くことです。
仕事だけでなく、お金や家族など複数の領域ごとにそうなりたいというビジョンを立てていくとよいでしょう。
ただし、ビジョンは立てるだけでは絵に描いた餅になってしまいます。
目標は達成するためにあるもの。
ビジョンを立てたらすぐに今できることから行動を起こしていきましょう。

最後に

場合によっては自分がどうなりたいのか、想像するのが難しい人もいるでしょう。
そんな場合は「このようなことだけには絶対なりたくない」という姿をまず想像してみるとよいでしょう。
その上で、そうならないための備えを考えていけばよいのです。
そのように考えを働かせているうちに、自分が望む姿というのも見えてくることでしょう。

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