- 2018-1-23
- 学資
学資保険は、子供の将来への備えとして加入しますが、満期時に少しでも返戻率をアップさせる方法として、一時払いや全期前納払いをして返戻率アップさせる方法があります。
【一時払いや全期前納払いで返戻率がアップする?】
保険料の一時払いとは、簡単に言うと契約開始時に保険料の総額を払い込むことを言います。
このように、一時払いで払い込んだ金額は全て保険料に充当され、契約初期に1回で保険料を払い込みます。
これに対して、全期前納払いとは契約の開始時点で保険会社に保険料を全て預け、その後は保険会社が保険料を払い込んでいく方法を言います。
保険会社が、一旦預かりその後は保険会社が毎月、あるいは半年、1年ごとなどに保険料を払いこみます。
【全期前納と一時払いどちらがおすすめ】
一時払いの場合、親に万が一のことがあれば、その後の学資金が保障されますが、払い込んだ保険料は返還されません。
一方で、全期前納の場合は、親に万が一のことがあった場合、保険料に充当されていない部分については返還されます。
しかし、保険会社が倒産した場合には、未払い扱い金についての規定は各社でまちまちですので、どちらがいい、悪いという判断は安易にはできません。
どちらにしろ、学資として資金に余裕がある場合は、リスクを1か所に集中させるのではなく、リスクの分散という意味でも投資など別の運用方法を考えるようにしましょう。
【一時払いの注意点】
一時払いや全期前納払いにすると、保険料が割安になるのでお得ですが、一方で注意点もあります。
しかし、一時払いにした場合一度に大金を支払う必要があるため、現金が一気に減るというリスクがあります。
保険料を一括で支払った場合、余裕のある家庭でない限りいざという時に捻出できるお金がなくなってしまったり、生活に困窮するようになってしまいます。
一時払いは保険料の支払総額が割安になりお得だと言えますが、現在の家計の貯蓄や、収支の状況を把握して無理のないように支払う必要があります。
子供の教育費以外にも、住宅の補修、病気のリスクなども考え貯蓄をしながら生活をしていけるように、現在の収支でいくらまで支払うことができるのかファイナンシャルプランナーなどに相談をしてみるとよいでしょう。
【まとめ】
学資保険の支払い方はこのように様々な方法がありますが、安易に保険料総額だけを考えて決めるのはリスクがあります。
保険の専門家などに自身の家計の診断を行ってもらいながら、無理のないような支払いを考えていきましょう。