- 2018-10-12
- 学資
【はじめに】
学資保険の契約を考えたときに「受取人は誰になるのだろう」と考えたことがありますか?
学資保険はお子さんの教育資金の備えとして加入しますが、受取人はお子さんではなく保護者となります。
この記事では、保険の申し込みの際に必ず出てくる「契約者」「被保険者」「受取人」についてご紹介します。
【保険に関わる「契約者」「被保険者」「受取人」について】
学資保険に限ったことではありませんが、保険に加入する場合には誰を「契約者」「被保険者」「受取人」にするかを決める必要があります。この三者の違いとはなんでしょうか?それぞれの違いを見ていきましょう。
まず「契約者」ですが、これは保険を契約して保険料を支払う人のことを言います。
保険の「契約者」は、加入した保険のさまざまな権利を持っており、保険内容の変更などは、保険契約者でなければできません。
また「学資保険」でいえば、契約者は必ず親御さんということになり、保険商品によっては親御さんの年齢制限があるものもありますので、加入の際に確認しておく必要があります。
つづいて「被保険者」ですが、これは保険の対象者となり、学資保険でいえばお子さんということになります。被保険者であるお子さんが一定年齢に達したときには、「満期保険金」が支払われます。
最後に「受取人」ですが、これは言葉の通り保険金を受け取る人になります。先ほども触れていますが、学資保険では「受取人」はお子さんではなく親御さんになりますが、契約者の指定でお子さんやほかの親族にすることも可能です。ただしその場合は保険金受取時に「贈与税」が課せられますので、注意が必要です。
【学資保険にかかる税金について】
学資保険では、保険金が299万円から300万円と一度にかなりまとまったお金が支払われます。これだけまとまったお金を一度に受け取ると税金が心配ですが、基本的には税金がかからないケースが多いです。ただし保険金の「受取人を誰にするか」あるいは「どのように受け取るか」で、課税の対象となる場合があります。例えば、お子さんを受取人にした場合は、保険金の支払は親御さんが行うため、親御さんからお子さんが貰ったかたちとなり「贈与税」がかかることとなります。
【まとめ】
学資保険に限りませんが、保険の加入する場合は「契約者」「被保険者」「受取人」を決める必要があります。
学資保険でいえば、通常「契約者」と「受取人」は親御さん、「被保険者」はお子さんということになります。しかし、保険の契約者が受取人をお子さんや他の親族に変更することは可能です。ただしお子さんを受取人にした場合には、親御さんからお子さんが保険金をもらったということになり、贈与税がかかりますので、注意が必要です。保険加入時に、保険担当者にしっかりと確認しておくことが重要です。