年末調整や確定申告で役立つ!学資保険で控除が受けられる仕組み

1735676967258d601a716d3e4b7910f7_s

学資保険の保険料は所得控除の対象になるので、年末調整や確定申告をすると税金が安くなる可能性があります。学資保険は、生命保険の一種になるため生命保険料控除の対象になります。学資保険に加入している人は、ぜひ控除の仕組みや金額について知っておくとよいでしょう。

【所得税と住民税が軽減される】
生命保険料の控除は、払い込んだ保険料に応じて一定の金額がその年の所得から差し引かれ、所得税や住民税の負担が軽減される仕組みになっています。
給与などの所得に一定の税率を掛けて、その年の所得税の金額が決まるため所得控除により課税所得が下がることにより、所得税と住民税が軽減されます。
年収300~400万円程度の人の場合、年間5千円程度安くなります。学資保険は長期間かけ続けるものですので、年間としてはわずかな金額でも10年15年経過すると数万円にもなります。

【控除の手続き】
生命保険料控除の手続きには、2つの方法があります。手続きの方法は、職業によって変わってきます。

(サラリーマンの方)
「給与所得者の保険料控除等申告書」に「生命保険料控除証明書」を添付して勤務先に提出すれば、年末調整で控除をうけることができます。
還付されるのは、12月~1月の給与もしくはボーナス支給時に還付される場合が多いようです。
もし期限内に会社に提出できなかった場合は、自分で確定申告をすれば還付を受けられます。

(自営業者の方)
自営業者は、会社員のように給与から天引きされない為確定申告をする必要があります。
確定申告は翌年の2月16日~3月15日までに最寄りの税務署で所得税の確定申告をします。確定申告書に「生命保険料控除証明書」を添付して税務署に提出します。
「生命保険料控除証明書」は毎年秋頃保険会社から送付されますが、確定申告や年末調整まで期間があるため、紛失してしまう人もいるでしょう。
このような場合は、保険会社に依頼すると再発行してもらえますので早目に連絡しましょう。

【注意点】
学資保険に加入しているからと言って、必ず保険料の控除が受けられるわけではありません。
生命保険料の控除額には上限があるため、他の生命保険で控除額の上限に達している場合は学資保険の控除は適用されませんので注意しましょう。控除額の上限についても、保険の新制度、旧制度によって金額が違いますので間違えないようにしてください。

【まとめ】
学資保険に加入している人は、生命保険料の控除が受けられます。控除をすることで、翌年の住民税、所得税が軽減されるため、加入している人は大いに活用していきましょう。
ただし、控除額には上限がありますので、金額に気を付けて申請をするようにしましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る