複数の医療保険に加入している場合、給付金はそれぞれから貰える?

54b8bb1a19861f948584ff5f0baa41cc_s

医療保険に加入している人は、全体の約7割以上と言われており多くの人が加入していることがわかります。中には医療保険に複数加入している人もおり、このような場合は複数の保険からも給付金が支払われるのでしょうか?

【複数の医療保険に加入している場合】
火災保険などの損害保険の場合、実際の被害額分について保険から支払われることになりますが、医療保険では実際にいくら医療費が掛かったという事とは関係なく、契約内容に応じた給付金が受け取れる定額給付方式になっています。ですから、複数の医療保険に加入している場合は、それぞれの保険から給付金を受け取ることになるのです。
例えば、A社とB社でそれぞれ1日5千円の入院給付金が保障されるものに加入していた場合に1週間入院していたケースで見てみましょう。
この場合、医療保険から出る給付金は5千円×2社×7日で保険給付金は7万円となります。

【複数の医療保険に加入するメリット】
複数の医療保険に加入する場合どのようなメリットがあるのかみてみましょう。

・それぞれの医療保険のいいとこ取りができる
例えば、A社で保障される内容以外の部分をB社で保障するようにしておくと幅広い疾患に対応できるため安心です。

・リスクを分散することができる
保険会社が破綻するリスクを考えると、医療保険を一つの保険会社で契約しておくよりもいくつかの保険会社で契約しておく方がリスクを分散できます。

・給付金が多く貰える
これは言うまでもありませんが、病気や怪我で入院、手術した場合治療費が多くかかっても医療保険に複数加入しておくとその分多くの給付金を受け取ることができます。

【複数の医療保険に加入するデメリット】
一方で、医療保険に複数加入する場合のデメリットについても知っておく必要があります。

・保険料が高額になる
2社の医療保険に加入する場合、保険料がそれぞれ掛かるため毎月支払う保険料は高くなり、被保険者の負担は増えます。

手続きが面倒・管理ができない
保険に加入する際や、給付金の受取をする際、保険の更新をする際などに必要な手続きが多くなるため、面倒な作業が増えることになります。
また、あまり多く加入していると自分でもどのような契約内容の保険に加入しているのか管理するのが大変になります。

【まとめ】
医療保険は複数加入していると、それぞれから給付金がでますがそれぞれの保障内容に大きな差がなく、保険料負担が増す、手続きが面倒などを考えるとメリットは少ないように感じます。
複数加入している人は、これを機会に保険を1社に絞りシンプルにする事を検討してみてはいかがでしょうか。

関連記事

ページ上部へ戻る