美容整形は医療保険の対象外?健康保険の適用範囲について

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日本には、公的医療保険がありすべての国民はいずれかの保険に加入する事が義務付けられています。
しかし、これはすべての疾病に対応できる訳ではなく、健康保険で対応できないものもあります。近年注目されている美容整形について保険の対象になるのか、詳しくみていきましょう。

【美容整形は保険の対象外?】
美容整形手術は、基本的に医療保険での適用が認められておらず、自由診療の扱いとなるため手術にかかった費用などはすべて患者負担となります。医療保険では、その手術や治療が病気の治療を目的としているかどうかで、健康保険の適用範囲であるかが決められているからです。
これは公的医療保険が、国民の税金によって成り立っているため治療目的が健康上のものではなく、個人の美意識に関する目的で公的医療保険を使用する事はできないという原理に基づいているのです。
しかし、ごくまれに美容整形分野でも医療保険の適用範囲となるものもあるため注意が必要です。

【美容整形分野で医療保険が適用されるもの】
美容整形分野において、保険の適用範囲となる最も一般的な症状に腋臭症(わきが)があります。わきがが、体質というよりも疾患の一種と認められた場合は、医療保険の適用範囲となり保険診療を受ける事が可能になります。
しかし、治療方法や医院によってはわきがであっても自由診療となる場合がありますので、まずは保険診療を行っている病院を探し、事前に病院へ保険適用の確認をする必要があります。
この他にも美容整形分野で医療保険が適用されるものとして、まぶたの手術があります。
しかしこの場合も注意が必要で、ただ単に見栄えをよくするために一重を二重にする手術を行う場合は医療保険の対象にならず自由診療扱いとなります。
しかし、まぶたをそのままにしておくと視界が不良と判断された場合や、日常生活に支障をきたす場合などは、保険の適用が認められ医療保険で美容整形手術を行う事ができます。

【自由診療の価格は様々】
治療費の金額は治療をする部位などによっても異なりますが、自由診療の場合は医院によっても大きな差があります。これは、自由診療の場合料金は医院側が自由に設定できるからです。この様に同じ美容整形を受けても医院によって金額が異なる為、予めどれくらいの金額が妥当なのか下調べをしておきましょう。
また、美容整形をする場合金額ももちろんですが、その医院がしっかりとした技術をもっているか、医院の口コミや評判を調べて診療を受ける事も大切です。

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