社会保障制度における公的医療保険制度とはどんなもの

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日本には社会保障制度がありここから国民は大きな保障を受ける事ができます。その一つに病気や怪我をした時に病院の窓口での負担を軽減してくれる公的医療保険制度があります。

この制度には自分で申請をしないと受ける事が出来ないものもありますので制度について詳しく知っておきましょう。

【高額療養費制度】

これは1か月の治療費が一定額を超え高額になった場合払い戻しされる制度を「高額療養費制度」と言います。

一般的な収入の世帯であれば高額療養費制度を使った場合ひと月の医療費は8万程度にな

ります。

また医療費は世帯での合算ができて複数の人が同月に病気や怪我をして医療機関で受診した場合、一人が複数の医療機関を受診した場合など自己負担額は合算する事ができます。

医療費の払い戻しは加入している健康保険組合や協会けんぽなどに申請すると後に自己負担額以上支払った金額について払い戻しがされます。

ただし一旦は窓口で医療費の自己負担分は支払う必要があり病気によっては医療費が高額になる為家計には負担がかかります。

【窓口精算】

窓口での自己負担を減らす為にあらかじめ自分が加入している健康保険組合や協会けんぽなどに「高額療養費限度額適用認定証」の申請を行うと後の手続きもなく、負担額も少なくなるためお勧めです。

交付された認定証は病院の窓口に提示すると自動的に自己負担額の支払いで済みます。

ただし認定証には期限がありますので、必ず期限が切れる前に新しいものを申請して交付してもらうようにしましょう。

【3種類の健康保険】

健康保険には3種類あります。

自営業者は市町村が運営している国民健康保険に加入する事になります。しかしこの保険には傷病手当金はありませんので注意しましょう。

中小企業の方は全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入する事になります。

大企業の方は自社で健康保険組合を持っており大きな保証が受けられる可能性が高くなります。

例えば高額療養費制度の上限が低い、入院給付金などが多く支給されるなどの特典があります。

【まとめ】

日本は先進国の中でも社会保障制度が充実していると言われており様々な場面で大きな保障を受ける事ができます。

公的医療保険には高額療養費制度の他にも出産育児一時金や傷病手当、医療費助成などもあります。

しかしどの制度も自分から申請をしなければ受けられない場合が多いので自分が加入している公的医療保険にどのような制度があるの一度確認しておく事が大事でしょう。

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