知っておくべき医療保険とは?

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医療保険には、日本に住む国民が全員加入する義務のある公的医療保険と、加入が任意である民間の医療保険があることをご存知ですか?今回は、民間の医療保険について理解を深めると同時に、入院給付金と手術給付金についてもご紹介します。

 

目次

1.民間の医療保険の重要性

2.2つの医療保険

3.入院給付金と手術給付金の適応条件

4.まとめ

 

1.民間の医療保険の重要性

なぜ、公的医療保険があるのに民間の医療保険にも加入する必要があるのでしょうか。それは、公的医療保険だけでは全ての医療ニーズに応えてくれないからです。公的医療保険は、誰もが安心して十分な医療を受けられるほか、医療費がかさんだ場合にもその人の生活を圧迫しないように医療費を補填してくれる制度です。しかし、入院したときに静かな場所で療養したい、治療に必要な器具や薬のうち保険対象外の物を使用したい、治療以外の医療行為を行うことになった場合などは、公的医療保険の対象外になります。そのため、保険は適用されず、全て自己負担となります。

このように、病気や怪我によって生じた医療費や雑費を全て公的医療保険で賄うことは難しいのです。そのときのために、カバーしきれない部分を民間の医療保険で補填する形になります。

 

2.2つの医療保険

医療保険は、2つの柱から構成されています。

<入院給付金>

一定日以上の入院に対して給付されるのが入院給付金です。原則、入院給付金は1日あたり○○円という設定金額を決め、入院日数に応じて支払われます。入院日額5千円の保険に加入しており、入院期間が10日間だった場合は、5千円×10日で5万円の入院給付金が支払われます。

<手術給付金>

所定の手術を受けた場合に給付されるのが手術給付金です。手術給付金は、手術のとき実際にかかった費用を保障するものではなく、「入院給付金日額に一定の給付倍率」をかけて給付するのが一般的です。具体的には、入院給付金が1日あたり5千円で手術給付金が入院給付金の20倍となっている場合は、手術給付金は10万円となります。

 

3.入院給付金と手術給付金の適応条件

入院給付金を付けていても、無条件で医療保険から給付金が支払われるわけではありません。保険会社や保険内容によっては、入院○日目から給付といった条件があったり、入院が長期化した場合支払い限度日数があったりといった制限があるため、事前に確認しておくようにしましょう。手術給付金についても、同様に全ての保険会社や保険商品に一律の規定があるわけではないので、自分の加入している医療保険についてはしっかりと確認しておくことが大切です。

 

4.まとめ

今回は、民間の医療保険の内容と共に、入院給付金と手術給付金についてご説明しました。公的医療保険でカバーしきれない部分を、民間の医療保険で賄うことがわかりました。しかしその際にも、それぞれの給付に制限や支払い限度日数などがあるため注意が必要です。ぜひ、自分の加入している保険を今一度確認してみてください。

 

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