ポリープの手術をしたときに医療保険はおりる?

20bfb52610b654c0abbabca39946ad38_s

はじめに

内視鏡検査などでポリープが見つかった方は多いと思います。
もしこのポリープが今は小さく無害だったとしても、これから大きくなってしまったらガンになる可能性もあるため、切除したいと考える方も多いでしょう。
そんなとき医療保険で手術費用が出るか心配になったことはありませんか?
今回は「ポリープの手術をしたときに医療保険はおりる?」というテーマでお話ししていこうと思います。

ポリープの手術はいくらかかるの?

では実際手術することになった場合、いくらくらいかかるのでしょうか?
一例として大腸のポリープについてみてみましょう。
大腸にできたポリープの約8割は良性と診断されることが多いのですが、残り2割は悪性でガンに進展する可能性があります。
そのため、診断の結果でポリープがどんな状態になっているかによって手術費用も大きく変動するのです。
大腸のポリープ切除手術はほとんどの場合日帰りで行われます。
日帰り手術ではEMR手術(内視鏡)かポリペクトミー手術のどちらかで行い、費用はポリープ1か所につき約2万円~3万円になります。
入院が必要な状態になるとEMR手術という高額な内視鏡手術で行われ、約5万円~17万円もかかってしまいます。
ここまで高くなるとやはり保険からの給付金が欲しいところですね。

医療保険の給付金は支払われる?

検査結果で医師がポリープの切除を決断した場合、手術代は公的医療保険が対象になるため3割負担で手術を受けることができます。
また、入院を伴うような高額な手術を行う場合は公的医療保険の高額療養費制度の対象になり、収入によって負担額が変わってきます。

もちろん、民間の医療保険にもポリープ手術が対象となっている保険商品があります。
民間の医療保険の場合、医師の診断書など「病気やケガをしているという事実確認できるもの」を提示する必要があります。
急な出費に備え、入院や手術給付金、外来手術給付金などの医療保険に入っておくことをおすすめします。
ただし、注意点として「内視鏡検査」だけでは(手術や入院に当てはまらないため)民間医療保険の対象にはなりません。
また、ポリープができた後に医療保険やがん保険に加入したくても、保険会社や商品によっては加入できる保険が限られてしまうという点でも注意が必要です。
例えばがん保険の場合、告知義務の項目によって再発のリスクが高い大腸ポリープは審査が厳しくなるようです。
もちろんこちらも対象となる保険商品がありますので、専門家と相談・比較しながら今後に備えていきましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る