医療保険を途中解約する前に!

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はじめに

万が一のために加入している医療保険でも、保険の解約を検討する方もいるでしょう。理由も人それぞれで、たとえば家族構成や仕事の変化など何かしらの理由があって毎月の保険料を支払うのが厳しくなってしまったり、自分に合った保険が他に見つかったときなどなど・・
しかし、気をつけなければならないのが「勢いで解約してしまう」ことです。
今回は途中解約の手順から、知らずに解約してしまった場合に生じるデメリットや注意しておきたいポイントをいくつか紹介していきます。

途中解約の手続きってどうするの?

まず、途中解約の手続きは契約者本人が直接行わなければならないということを頭に留めておきましょう。
これは第三者が勝手に解約して保険金を受け取るなどの不正を防ぐためです。
そのため本人が加入している保険会社に連絡しましょう。
しばらくすると必要な書類が届きますので、記入します。
なかには契約者が他に用意する書類なども必要になる可能性があるので、事前に保険会社に尋ねておくとスムーズにいくでしょう。
それらを提出して書類に不備がなければ解約完了となります。

デメリットと注意点

次に、途中解約に関するデメリットと注意点です。

解約返戻金

一般的に医療保険で「解約返戻金」が発生することはありません。
なぜなら「万が一の病気やケガに対して『備えておく』ための保険」だからです。
毎月支払っている保険料は、そういった「もしも」のときの保障に消費されています。
「たとえ病気やケガをしていなくても保険によって守られている」と考えるため基本的に解約返戻金が発生することはありません。

解約すると元の保険には戻れなくなる

一度解約の手続きが完了した保険に再加入するということはできません。
解約するタイミングによっては、何の保障もない「無保険期間」が発生してしまいます。
新しい保険に加入する際は審査が行われ、それが必ずしも通るとは限りません。ましてや前の保険に加入したときに比べて年齢も重ねていますし、持病も得ているかもしれません。
そうなると全く保険のない状態のまま生活しなければならないため、病気やケガに対して大きな負担を強いられる可能性が出てきます。

給付金の請求漏れ

解約の手続きをする前に、過去に請求漏れがないかどうかの確認をしましょう。
冷静ではいられない状況だったために請求をし忘れてしまったり「保険金が給付されるケースとは知らずにそのまま・・」ということは意外とあります。
もしも請求漏れの確認をしないまま解約してしまったとしても、解約後3年以内であれば請求できる場合もあります。

まとめ

今回紹介したように勢いのまま途中解約をしてしまうと損をすることになってしまいます。
新しい保険が魅力的に見えても、ひとりで判断せず、まずは家族や保険の専門家に相談してみましょう。
見落としがちだったメリット・デメリットが見えてきて、きっと最良の選択ができるはずです。

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