医療保険は何回でも使える?

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はじめに

入院をすることになると、仕事や家庭にも大きな影響が出てしまいますが、とりわけ経済的な面に対する不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
特に最近では医学の進歩により難しい病気でもそれを治すための新しい方法がたくさん開発されてきていますが、そのような方法の中にはとても高額のお金が必要になるものもあります。
もちろん、相当な額の金融資産でもあればそんな不安を覚えることもないかもしれません。
しかし、多くの場合はなかなかそうもいかないので、何らかの手段を講じて不安を和らげているというのが一般的な傾向だと思います。
ところで、そのような手段と言えば民間の医療保険。
これって何回でも使えるのでしょうか?

医療保険は何回でも使えるのか

誰しもけがをしたいわけではありませんし、病気になりたいわけでもありません。
もちろん、「入院や手術なんて人生のうちで一度も経験したくない!」という方が多いはずです。
もし、不幸にもそういったように病院のお世話になることがあったとしても、できれば一度限りで済ませたいと考えるのがふつうでしょう。
しかし現実には複数回にわたって入院したり手術を受けたりしなければならないケースもあります。
たとえば、いったん治ったと思った病気が再発したケース。
あまり考えたくないことかもしれませんが、実際にはそういうことが起こる可能性はゼロではありません。
また骨折してボルトを埋める手術をし、しばらく後にもう一度入院してボルトを抜く手術を受けるケースというのもよくあることでしょう。

一般的な傾向として、ある期間内に同じけがや病気が原因で入退院を繰り返したとき、すべての入院が一つとして扱われることになります。
その期間とは180日。
つまり、約半年の間に繰り返し病院のお世話になった場合、1回の入院に対する保障限度内についてはお金をもらえますが、それをオーバーした分については保障がありません。
一方、それよりも間隔が開いたケースでは、別々に扱われるのが一般的です。
なお、その期間内に複数回入院したけれども原因がそれぞれ別々という場合の取り扱いは、会社や商品によって違ってきます。
手術の場合でも同じで、その取扱いは会社や商品によって違ってきます。
ちなみに、先ほど述べたような骨折のボルトを抜く手術の場合は、ボルトを埋める手術と抜く手術が合わせて1回の治療と判断されるのが一般的です。

最後に

いずれにしても保障内容の詳細は保険会社や商品によって色々で、どの程度まで保障されるのか、何回まで使えるのかといったことについては加入している保険会社まで問い合わせされることをおすすめします。
また、繰り返し入院や手術を受けているようなケースでは支払った医療費も高額になるのがふつうですので、高額療養費制度や医療費控除といった公的制度も忘れずに利用するようにしましょう。

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