- 2021-7-1
- 医療保険
はじめに
公的な医療保険をカバーする役割としてある民間医療保険には、あらゆる方々のニーズに合わせたプランがあります。
そして、○○日型とは、入院したときに何日間保障されるかという、医療保険特有の規定のことをいいます。例えば30日型・60日型・120日型・180日型・360日型といった、いくつかの選択肢があります。
この日数制限は、保険選びにどうかかわってくるのでしょうか?
この記事では、医療保険の支払限度日数についての意味合いや、60日型を選んだときのポイントを中心に、ご紹介していきたいと思います。
入院支払限度日数60日型とは?
支払限度日数60日型とは「一入院に対して60日まで入院費用をカバーします」というプランです。
「ガン治療や大きなケガに対して60日でたりるのだろうか?」と考える方も多いかもしれません。
実は昨今、入院日数は短くする体制に移行しているため「入院費用に対する備えは60日型で十分」という考えが主流になっています。
しかしここで覚えておきたいのが、一入院という言葉の意味合いです。
一入院とは、単純に1回の入院ということではなく、一度ある病気やケガで入院して、180日以内に同じ症状で入院した場合は、それを一つの入院として数えます。
そして、それら入院期間を合計した日数に対して保障されることとなります。
ちなみに、最初に入院した原因と次の入院の原因が異なる場合は、それぞれの入院ごとに給付金が支払われます。
人気の保険プランもチェック!
それではここで、あるデータから昨年(2020年)人気の医療保険ランキングから最近の保険傾向も見てみましょう。
人気ベスト3プランの平均保険料は、月々およそ1,600円で、すべて入院日数制限は60日型で、一日当たり5,000円の給付金支給となっていました。
さらに保障部分については、8大生活習慣病やガンなどの3大特定疾患で入院した場合は、支払限度日数が2倍になったり、無制限になるなど保障が充実しているようです。
まとめ
今回は、民間医療保険の入院における支払限度日数60日型を中心にお伝えしました。
一入院という考え方は、しっかりと説明を聞かないとなかなかわかりにくいルールかもしれません。
しかし限度日数が60日であっても、8大生活習慣病や3大特定疾患に対応した保障が充実しているプランもあります。
そのため初めて保険加入を検討する方はまずは保険の専門家であるファイナンシャルプランナーなどに意見を求めましょう。
きっとあなたに合ったプランを分かりやすく説明・提示してくれるでしょう。