- 2022-12-1
- 医療保険
病気になって入院や手術をすることになったとき、治療に伴う出費を気にする方は多いでしょう。そんなときの備えとして入る人が多いのが、民間の医療保険です。これは、病気に伴うお金の面での不安をカバーしてくれる存在です。
しかし、場合によっては一旦入った医療保険をすぐに解約したいというケースもあるでしょう。
そこで今回は、医療保険を解約したいときの手続きと注意点について、すぐに解約したい場合と、ある程度の期間が経って解約したい場合の2パターンに分けてご紹介します。
目次
1.医療保険の契約後すぐに解約したい場合
2.医療保険の契約後ある程度の期間が経って解約したい場合
3.まとめ
1.医療保険の契約後すぐに解約したい場合
8日以内であれば、その意思を記した書面を送付することによってクーリングオフ制度を利用することができます。この制度を利用すれば、契約自体をなかったことにできます。また、違約金を取られることもありません。
ただし、インターネットや郵送で申し込んだり、代理店などに出向いて契約を行ったりした場合などは、自らの意思で契約をしたと判断される可能性が高くなり、クーリングオフ制度を利用することはできません。なお、保険会社によってはこの制度を利用できる期間がさらに長く設けられていたり、インターネットで申し込んだ場合でも制度を利用できたりすることもあるので慎重に行うようにしましょう。
2.医療保険の契約後ある程度の期間が経って解約したい場合
通常の解約手続きを行うことになります。加入している会社に連絡をして、解約の旨を申し出ましょう。そうすれば、書類が送られてくると思いますので、記入して提出して下さい。
なお、一旦手続きを行ってしまうと後戻りして同じ条件で入り直すことはできませんので注意しましょう。なぜなら、体のトラブルに巻き込まれるリスクというのは加齢と共に増加していくのが一般的だからです。解約後にもう一度同じ保険に入り直そうと思っても、必然的に前回契約時と比べて年齢は高くなっているわけですから、毎月の支払額が高くなってしまったり、ケースによっては同じ条件での契約ができなかったりする可能性もあります。そのため、経済的な負担の大きさが解約の理由であれば、保障の内容を見直すことで毎月の負担額を減らすことも可能なので、解約以外の手段を選ぶのも選択肢の一つでしょう。
3.まとめ
今回は、医療保険を解約したいときの手続きと注意点について、すぐに解約したい場合と、ある程度の期間が経って解約したい場合の2パターンをご説明しました。条件によっては、8日以内であればクーリングオフ制度が利用できることがわかりました。また、一度解約してしまうと同じ条件で入り直すことは不可能だということもわかりました。
どちらの場合も、解約したいと思ったときはすぐに手続きを行うのではなく、一度保険のプロに相談することをおすすめします。