意外と知らない!年金の加入義務年齢!何歳から何歳まで

2457e0fa739f01f002d0b8a120a42cb2_m

日本では、20歳になると国民年金に加入する義務があります。加入年齢や、支給開始などについてはそれぞれ異なりますので、少し複雑になります。今回は厚生年金の加入と受給開始年齢についてみてみましょう。

【厚生年金の加入】
国民年金は日本に住む20歳以上のすべての人が加入することになりますが、厚生年金の場合は会社に入社した日が加入日となり、下限はありませんので気をつけましょう。
近年は少なくなりましたが、中学を卒業後すぐに働く場合15歳で加入することになり、高校を卒業後すぐ働く場合は18歳で加入となります。
厚生年金は、加入期間=会社員である期間となりますので会社を退職する場合その日が脱退日になります。脱退には、上限があり70歳までと定められています。
もし、70歳を超えても働いている場合は、自身で何かしらの手続きをするのではなく誕生日前日に自動的に脱退することになります。

【厚生年金の受給開始は?】
厚生年金の受取り開始は、原則65歳となっていますが下記に該当する人は60歳から65歳まで暫定的に年金を受け取ることができます。
・昭和16年4月1日以前生まれの男性
・昭和21年4月1日以前生まれの女性
上記に該当する方は60歳から年金の1階部分、2階部分を60歳から受け取ることができます。

一方受給開始が65歳からとなるのは、下記のような人たちです。
・昭和36年4月2日以降生まれの男性
・昭和41年4月2日以降生まれの女性
年金は私達の老後を支える大切な資金となりますので、自分たちがいつからどれくらい貰えるのかをしっかりと把握しておくことが大切です。

【厚生年金の被保険者条件】
2016年10月以降からは、社会保険の制度が改正され所定労働時間、所定労働日数が4分の3未満の従業員も下記の要件を満たす場合厚生年金に加入することが義務付けられました。

・1年以上の雇用
・週の労働時間が20時間以上
・月額賃金が8万8千円以上
・常時501人以上の企業に勤務している
・学生ではない

などの要件に当てはまる人は、厚生年金に加入することになります。

【まとめ】
厚生年金の加入と、受給開始、加入の要件などについてしっかりと確認できたでしょうか?厚生年金は、国民年金とは異なり加入の下限はなく、受給するための最低限の加入期間もありません。1カ月でも加入していれば支払い額に応じて年金が支払われますので是非該当する人は、将来に備え加入しましょう。

関連記事

ページ上部へ戻る