学資保険と個人年金保険あなたはどちらを選びますか?

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はじめに

学資保険と同様に、貯蓄性の高い保険として多くの方が注目している保険に「個人年金保険」があります。公的年金を補うかたちで商品展開されている個人年金保険は、年金の受け取り方が「一生受け取れるタイプ」と、「決まった期間のみ年金を受け取れるタイプ」があります。
この記事では、学資保険とそれに代わるもう一つの選択肢、個人年金保険について、ご紹介していきたいと思います。

学資保険のポイントとは?

お子さんが生まれたらまず考えたい保険が「学資保険」です。
「学資保険」には目的が2つあります。
一つはお子さんの教育資金の備え、そしてもう一つがお子さんの健康面の備えとなります。
とは言っても、学資保険は学費の備えがメインであり、お子さんの健康面の備えは付随的なものになります。

学資保険も生命保険の一種なのです!

お子さんの教育費の備えをメインとした「学資保険」は、実は生命保険の一種であることをご存じでしょうか?
生命保険といえば、大きく分けて「リスクに備える保険」と、「貯蓄性の高い保険」があります。前者は「死亡保険」「医療保険」「介護保険」などとなり、後者は「死亡保障付き保険」となります。
この中で「学資保険」は、貯蓄性の高い保険の分類となり、「学資保険」に代わる選択肢として注目されている「個人年金保険」も同じ分類となります。

学資保険と個人年金保険の違いとは?

それでは、同じような貯蓄型の保険である「学資保険」と「個人年金保険」には、どのような違いがあるのでしょうか?

「学資保険」は、お子さんの教育資金としての備えを目的としており、契約者である親御さんが満期までお元気であれば、通例では15歳あるいは18歳になると満期保険金が受け取れ、そして、それとは別で決まった時期に「祝い金(一時金)」を受け取ることができます。
つづいて「個人年金保険」は、老後の備えを主な目的としたもので、定期的に決まった保険金を受け取れるタイプです。受け取り方には2パターンあり、決まった期間(10年や20年など)受け取れる「確定年金」と、一生涯受け取れる「終身年金」があります。

「学資保険」に代わる選択肢として「個人年金」を利用したいと考える方は、「個人年金保険」の「確定年金」を分割して、お子さんの大学資金としての利用を検討されている方が多いようです。

まとめ

両者の保険は、確定申告の際の違いもあり、「学資保険」は生命保険料控除の対象となり、「個人年金保険」は、個人年金控除の対象となります。
保険料の税金控除には、8万円の限度が決められています。ですから、もしも生命保険料控除枠の対象となるほかの保険にも加入していた場合は、控除の限度額を超えてしまう可能性がありますので、その点では、独自の税金控除枠となる「個人年金保険」がお得と考えることもできます。
しかし「学資保険」には、親御さんが高度障がいや亡くなってしまったときの「保険料支払免除」や、その後のお子さんの教育資金の助けとなる「育英年金」の支給オプションもありますので、どちらがお客様のニーズに合っているのか、十分検討されることが重要です。

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