年金は満額でいくらもらえる?

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はじめに

「将来もらえる年金額が減るのか?」
という声も上がる年金ですが、実際のところ「今年の年金受給者はいくらもらえるのか」また「老後生活費はいくらぐらいかかるのだろうか」を具体的に知っていますか?
今回はそれを見ながら老後のライフプランを考えてみましょう。

年金の額と必要な生活費に差が・・

では、今年(2019年)の年金の額を見てみましょう。
これは新規裁定者(65歳未満の年金受給権者)の数字になります(厚生労働省プレスリリースより参照)。

#国民年金

65008円となっています。これは老齢基礎年金(満額)1人分の数字です。

#厚生年金

221504円となっています。
夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額です。
夫の平均標準報酬(賞与含む月額換算)が42.8万円として40年間就業し、妻がその期間すべて専業主婦であった世帯が年金を受け取り始める場合の給付水準になります。

老後の生活費は?

では、実際年金のみで暮らす世帯はどのくらいの生活費を必要としているのでしょうか。あるサイトによると以下のようになります。

・世帯主が60歳以上で無職の夫婦:220000~230000円
・60歳以上で無職の単身世帯:140000~150000円

これを見ると、「ギリギリなんとかなりそう」と思えてきますが・・
実は現在60歳で始まる支給年齢が、1961年4月2日以降生まれの現在58歳の男性、1966年4月2日以降生まれの現在53歳の女性からは「65歳」になることが決まっているのです。
しかし、まだまだ60歳定年の人も多いはずです。
ということは、60~65歳まではバイト・パートなどをしないと無収入になってしまいます。
さらに60歳で住宅ローンやお子さんの教育費などが必要だとすると、さらに支出がありますし、この年齢になると病気も気になりますね。

みんなの老後資金のプランは?

あるサイトによると、現在30代の人へ老後資金への対策をどう考えているかとのアンケートでは次の結果が出ました。

1位 老後も働く
2位 預貯金で準備をする
3位 金融商品で増やす/保険商品で準備をする

働いたり、預貯金の準備をしたり、投資を考えることも間違いではありません。
しかし老後、例えば60歳で病気になり働くことが難しくなったら、これらのことが難しくなる可能性があります。(または医療費のために必要額が足りなくなることも)
その不安を解消する対策の一つとして、民間保険商品があります。
手元にお金があると預貯金もつい使いすぎてしまうかもしれません。
しかし保険に加入し、毎月保険料を納めることを習慣化することで将来どのくらいのお金が戻ってくるかわかります。それがわかればそのほかにどのくらいの額を毎月生活費に充てるかという見当もつきやすくなります。
もちろん保険に加入さえすれば100%安心できるというわけではありませんが、選択肢を増やすことで老後のリスクを少なくすることが可能でしょう。

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