- 2021-5-17
- 個人年金・年金
はじめに
会社勤めをされている方や公務員の方のように厚生年金に加入している場合、その保険料は毎月の給料から天引きされます。
ですから、基本的に自分で支払いの手続きをする必要はありません。
しかし、自営業の方やフリーターの方など国民年金のみに加入している場合は事情が異なります。
自分で口座振替の手続きをしたりコンビニなどに出向いたりして支払わなければなりません。
ところで、このとき、デビットカードは使えるのでしょうか?
結論から言うと、デビットカードも使用可能です。
デビットカードって何?
そもそもデビットカードとは何なのでしょうか?
これは銀行などが発行するカードで、見た目はほぼクレジットカードと同じようなものです。
両者の違いは使った分のお金が引き落とされるタイミング。
クレジットカードの場合は会社ごとに定められた締め日までに使った分を合計し、それが一括もしくは分割で引き落とされる形になっています。
一方、デビットカードの場合は、使ったそのときに使った額が引き落とされます。
したがって、口座に入っているお金よりも高い額の支払いはできません。
このため、口座の残高以上に使い過ぎる心配がないというわけです。
それに加えて、クレジットカードを発行するときになされるような審査も、多くの場合は必要ありません。
このように手軽でしかも安心して使えることからデビットカードは最近人気を集めています。
デビットカードで国民年金保険料を支払う
保険料をデビットカードで支払うことは可能です。
この場合の取り扱いはクレジットカードで支払う場合と同じになります。
したがって、事前の手続きが必要であり、コンビニなどに納付書を持って行ってデビットカードで支払うことはできません。
手続きは年金事務所で行うことになっていますが、郵送でも可能です。
この場合、年金機構のホームページから「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」をダウンロードしてください。
必要事項を記入したうえで、近くの年金事務所に送付しましょう。
1ヶ月ほどしたら、デビットカード経由で保険料が引き落とされるようになります。
デビットカードで支払うのはお得?
デビットカードで払う場合でも納付書を使って払う場合でも支払額は変わりません。
ですが、ポイントが付く場合はその分デビットカードのほうがお得になります。
ただし、カードによっては保険料の支払いではポイントが付かなかったり、付いたとしてもその割合が低かったりする場合もあります。
なお、半年や1年あるいは2年の前納にすれば、保険料そのものの割引があるのでお得になります。
最後に
今回は、国民年金保険料がデビットカードでも支払えることを紹介しました。
なお、口座の残高がない場合には引き落としがされず、保険料の支払いができない状態となってしまいます。
この点はクレジットカードとは異なりますのでご注意ください。