老後の生活の備えとして個人年金保険に加入!その仕組みとは

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個人年金保険は多くの人が老後の備えとして加入をしています。しかし、具体的な内容や年金の受け取りなどについては充分に理解していない人もいます。ここで、一度個人年金保険についておさらいをしてみましょう。

【個人年金保険の保障】
個人年金保険は、生命保険や他の保険のように死亡保障はありません。例えば、60歳まで保険料の払い込みをするような契約で、それ以前に死亡した場合は支払った保険料分が返金されますが、死亡に対する保険金はありません。養老保険、終身保険等では被保険者が死亡した場合に死亡保険金があらかじめ決まっていますが、個人年金保険ではこのような金額は決まっていません。
ですから、個人年金保険に加入して数年で死亡してしまった場合は受け取る金額も少なく、一方で満期を迎える頃に亡くなった場合はまとまった金額を受け取ることができます。
個人年金保険は、死亡を保障するものではなく貯蓄性の保険であると言えます。

【個人年金保険のメリット】
このように、個人年金保険は貯蓄性が高い保険ですが老後の資金を貯める方法としていくつかのメリットもあります。
例えば、計画性がなくなかなか自分で貯蓄ができないという人には途中解約が不利になるため、確実に老後に向けて貯蓄ができる方法と言えます。
そして、毎月決まった口座から自動的に引かれるので振込み等の手間も少なく、知らない間にいつの間にか貯まっていたというのも老後の資金を確実に貯めていけます。
また個人年金保険は、年末調整や、確定申告などでも所得控除ができるので所得税が控除される、翌年の住民税も安くなるというのも嬉しい点です。

【保険料の目安】
月々の保険料はどれくらいなのでしょうか?これは各保険会社の返戻率によっても変わってきますが一つの目安として知っておくとよいでしょう。私達が老後に支給される公的年金とゆとりのある生活を送るための必要な金額の差は月に約10万円程度と言われています。
不足分の10万円を受け取れる個人年金保険で保険料を考えてみましょう。10年確定年金、年額120万円、毎月10万円を受け取れる保険の場合、30歳男性であれば月々の保険料は28,000円程度となっています。60歳までの30年間支払う計算で考えると、約1,000万円支払って満期時には個人年金として1,200万円受け取る計算になります。
しかし、30代の男性が毎月28,000円を保険料として30年間支払い続けるのはとても大変なことです。
個人年金は長期的に運用していくもので、途中解約は契約者にとって不利になります。保険料を決める際には自分の今の生活からはこれくらいなら支払えるという、無理のない範囲の保険料から逆算して個人年金の保障を検討する方が安全です。

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