学資保険にはいつから入るべきか

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はじめに

子どもの教育費は、家計に対する割合が比較的大きく、たとえば子ども2人が私立大学に通っている場合には可処分所得の約半分が教育費にあてられているとも言われるくらいです。
そのような教育費の出費に備える目的で加入する保険が学資保険です。
これは、貯蓄タイプの保険であり、子どもの進学時期にあわせて設定しておいた満期になれば保険金を受け取ることができるので、それを教育費にあてることができるというわけです。
今回は、そのような学資保険に「いつから入ればいいのか」を考えていくことにしましょう。

いつから入ればいい?

生命保険や医療保険など「人」を対象とする保険は、ほとんどの場合、加入者の年齢が若ければ若いほど保険料がお得になるようにできています。

学資保険に関しても、その例外ではありません。
学資保険の場合、親(保護者)が契約者、子が被保険者となるのが一般的ですが、両者の年齢が若ければ若いほど、保険料がお得になります。

といっても、最近は晩婚化が進み高齢出産される方も増えていますので、子どもさんの年齢はともかくとしても、「親のほうの年齢がけっこういってしまっていて・・・」というケースは珍しくないと思います。
しかし、そのようなケースでも、子どもさんの年齢が低ければ低いほど保険料は得になる傾向にありますので、早めに入っておくほうがおススメといえるでしょう。

では、どれくらい早めに入るのがよいのでしょうか?
ズバリいちばんのおススメは、子どもさんが生まれる前、つまり妊娠中です。
「生まれてもいない子どもの学資保険なんて入れるの?」
と思われるかもしれませんが、学資保険には「出生前加入特則」というシステムがあり、出産予定日の140日前以降、つまり妊娠6か月ごろから学資保険に入ることができるのです。

妊娠中に加入することの大きなメリットは、時間的、手間的な余裕です。
実際に子どもさんが生まれてからは生活そのものが色々と大変です。
数時間おきに授乳をしなければなりませんし、その他の世話も必要になります。
睡眠時間も短くなりがちですし、そのような中で保険のことを考えたり、加入の手続きをするのは負担が増えることになるでしょう。
それに比べれば妊娠中はまだ余裕がありますので、じっくりと熟考してから加入することができます。

最後に

学資保険には、ふつう契約者(保護者)に何かあったときの保障も付いています。
一般的には、加入後に契約者(保護者)の方が亡くなったり、重い障害を被ることになった場合、その後の保険料支払いは免除される一方で、満期になったときにはきちんと保険金が支払われることになっています。
そのような保障も契約が締結された直後から始まることとなりますので、万が一に備えるという意味も兼ねて、できるだけ早めの加入がおススメです。

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