保険者と被保険者の違いと医療保険の仕組み

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医療保険を利用する時基本的な仕組みを理解しておく必要があります。まず医療保険は保険者と、被保険者、医療機関で構成されている事を理解しておきましょう。

【保険者と被保険者】
保険者とは医療保険を運営する団体の事を言います。保険者は被保険者から保険料を徴収し被保険者証を交付します。
一般のサラリーマンの多くが加入しているのが政府の運営するものでこの場合保険者は政府になります。
国民健康保険に加入している場合保険者は各地方自治体になります。
国家、地方公務員や警察官、学校教員などは共済組合が保険者になります。

被保険者は被保険者証の交付を受けている加入者を言います。また加入者以外の扶養家族についても同様の医療保険の給付を受ける事ができます。

【医療機関】
医療機関とは診察行為や提供する機関、診療所、病院の事を言います。
被保険者は保険者に保険料を支払い保険証の交付を受けます。被保険者が医療機関を受診した場合医療費の一部を支払います。
残りの医療費は医療機関から保険者に請求し支払われるという仕組みになっています。

【医療保険の仕組み】
医療保険は国民すべてが加入しお金を出し合って運営している助け合いの仕組みから成り立っています。
公的医療保険はサラリーマンが加入する職域保険と自営業者などが加入する国民健康保険、公務員等が加入する共済保険、船員が加入する船員保険、75歳以上の高齢者が加入する後期高齢者医療制度に大きく分類されます。
更に職業によっていくつかに分類され企業のサラリーマンが加入する健保組合や協会けんぽ、公務員が加入する共済組合などがあります。

【公的医療保険制度支給金の違い】
公的医療保険制度はこのようにそれぞれあり自己負担金は3割と同じですが支給される手当てなどに違いがあります。
健康保険と船員保険、共済保険では傷病手当や出産手当金が支給されますが国民健康保険ではこのように支給される手当金はありません。
このような点を理解し自営業者などで国民健康保険に加入している人は公的医療保険で賄えない不足分を民間の医療保険でカバーするようにしましょう。

【まとめ】
これを機会に公的医療保険の仕組みをきちんと理解しておきましょう。また中には医療保険ではカバーする事が難しいと言われている先進医療などの医療費もサポートしてくれる健康保険もあります。
自分の加入している公的医療保険について内容をしっかりと確認し不足している部分については民間の医療保険を利用したり貯蓄を始めるなどの備えをするとより安心な保障を得る事ができるでしょう。

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