- 2016-8-4
- 医療保険
【医療保険に効率的に入るには?】
医療保険にはたくさんの種類があります。これらの保険を素人が選ぶことはとても難しく、保険会社に言われるままに加入して失敗する人もいることでしょう。ここでは重複を避けて医療保険に効果的に加入する方法を紹介しましょう。
【知っておくべき公的医療制度】
医療保険と並行して受給ができる国民健康保険や健康保険などの公的な医療制度があります。まずはこれらの保障内容を紹介しましょう。保険給付にはまず療養の給付があります。これは業務外のケガや病気の治療を一部負担(通常3割)で現物給付してくれます。そして高額療養費です。こちらは一か月の自己負担額が一定以上の場合に給付してくれますので、入院などの場合に安心です。さらに出産育児一時金という出産時に42万円の支給がされます。そして亡くなったときには埋葬料(費)5万円が支給されます。この他に会社員の加入する健康保険は傷病手当金があります。疾病や傷病にかかった被保険者が働けない場合、最大で1年6ヶ月間1日につき約2/3の相当額の収入を保障されます。出産時にもおなじような手当が用意されています。ケガや病気で働けない間も会社員はある程度の収入が見込まれるということを覚えておいてください。
【民間医療保険の加入方法】
この公的な医療保険である健康保険などの足りない部分を補うのが医療保険です。また、健康保険にはそれぞれ組合独自に給付があって、会社によっては医療費の月々の自己負担額を2~3万円にしてくれることもあります。加入する健康保険がどのくらいの保障をしてくれるのか調べておきましょう。さらに会社員は労災に加入していますので、業務上のケガや病気は全額補償されます。障害には障害年金も国民年金、厚生年金に加入していれば受給できます。年金額は国民年金のみなら80万円程度です。これらの上乗せとして、民間の保険会社を利用するのが理想的な保険の加入の仕方です。
【おすすめの医療保険】
医療保険のおすすめは終身タイプの入院日額5,000円程度のものです。このタイプがおすすめなのは、まず掛け金が若いうちに入るほど安く、年をとっても上がらないことです。医療保険は年齢によって掛け金が決まります。定期と呼ばれる一定期間の保障では更新が必要となり、その更新時の年齢で掛け金が新たに設定されます。終身なら年をとっても安心です。また医療保険などの民間保険は加入に告知が必要な場合が多く、ケガや病気になってしまうと加入できない場合や、加入が制限され掛け金が高くなります。若いうちに少ない掛け金で準備を始めておくことが理想です。