医療保険のプレゼントプランとは?

4362965_s

はじめに

おじいさんやおばあさんから孫に保険をプレゼントするという場合、比較的ポピュラーなのは学資保険をプレゼントするという方法です。
しかし、プレゼントできるのは学資保険だけではありません。
医療保険をプレゼントすることも可能です。
保険会社によっては、このような目的で加入する医療保険のことをプレゼントプランと呼ぶこともあります。
以下で、そのやり方やメリットについて紹介していくことにしましょう。

医療保険のプレゼントの仕方

学資保険を孫にプレゼントする場合、おじいさんやおばあさんが契約者兼受取人となるケースは稀です。
これは、学資保険には生命保険的な性質があるからです。
このため、年齢の高いおじいさんやおばあさんが契約者になると、保険料が高くなったり、場合によっては契約そのものができなかったりしてしまうのです。
したがって、学資保険を孫にプレゼントするというケースでは、そのためのお金を孫の親(つまり自分の子供)にプレゼントするというのが一般的なやり方です。

これに対して、医療保険のケースでは、プレゼントする側のおじいさんやおばあさんが契約者となります。
そのうえで、被保険者を孫にした終身タイプの医療保険をプレゼントするわけです。
つまり、プレゼントする側が実際に保険会社に支払いを行う契約者になる点が、学資保険の場合とは異なる点です。

また、このとき、保険料は全期前納で払うのが一般的なやり方となります。
そして、すべての保険料を払い終わった(預け終わった)時点で、契約者の名義を孫に変更します。
これが、プレゼントのやり方です。

メリット

まず挙げられるのは、税金面でのメリットです。
終身タイプの医療保険で、保険料総額はかなりの額になります。
それだけの額を直接孫にプレゼントすると、贈与税が課せられる可能性が高いでしょう。
しかし、医療保険の形での贈与となれば、税金の対象となる額(評価額)はせいぜい入院給付金日額の10倍程度です。
したがって、贈与税の非課税枠内に収まる可能性が高く、税金の心配をしなくて済みます。
さらに、このような形で資産を孫に譲り渡すことができれば、相続税の節税にもなります。
また、孫にとっても、生涯使える医療保険を手に入れることができるので、非常にありがたいプレゼントと言えるでしょう。
このように、プレゼントする側にもされる側にも大きなメリットが存在する方法というわけなのです。

最後に

ひと口に終身タイプの医療保険と言っても、市場にはさまざまな商品が出回っています。
どの商品を選べばいいのか迷ってしまう方も多いことでしょう。
そのような場合は保険の専門家に相談して決めるのが一番のおすすめ。
きっとプレゼントするのにピッタリの保険が見つかるはずです。

関連記事

ページ上部へ戻る