老後にむけて年金受給額と生活費を知っておこう!

24886447_s

 

日本の平均寿命は80代になっています。そのような高齢化社会によって高齢化の世帯は増えています。一方で、出生率の低下により少子化になっていることもご存じかと思われます。このままいくと2050年には約3人に1人が65歳以上となります。高齢化がこのまま進むと、人口減少という比率も高くなります。そのような将来の日本で不安を軽減するためには、早くから老後の年金受給額の平均や生活費などを知って有効な対策を取っておく必要があるでしょう。今回は、老後にむけて年金受給額と生活費をご紹介します。

 

目次

1.老後の平均的な生活費とは

2.平均的な年金受給額とは

3.まとめ

 

1.老後の平均的な生活費とは

金融広報中央委員会による「平成28年の家計の世論調査」によると、老後のひと月あたりの最低予想生活費は、夫婦2人で27万円、世帯別に見ると、60歳以上の世帯では約30万円、70歳以上の世帯では約28万円程度となっています。仮に25万円程度で生活している世帯では、ゆとりある老後を望む場合更に5万~10万円程度は必要になります。
また、将来物価上昇が起こるリスクも視野に入れておく必要があるでしょう。

2.平均的な年金受給額とは

厚生労働省が毎年発表しているモデルケースでは、平成29年度における夫婦2人世帯の年金額のひと月の平均は、22万円程度となっています。この事からも、国から支給される年金だけに頼って、自分達が予想している老後の生活を送ることは厳しいことがわかります。
また、将来の生活費を考える時物価の上昇リスクについてもしっかりと頭にいれておく必要があるのですが、物価上昇が起きても年金受給額はそれと同じく上がるわけではありません。
これは、年金制度に導入されているマクロ経済スライドが深く関係しています。マクロ経済スライドとは、物価の上昇がもし2%だった場合年金はそれから、0.9%を引いた1.1%しか上げないというものです。

3.まとめ

今回は、老後にむけて年金受給額と生活費をご紹介しました。

老後に必要な生活費と、年金受給額が大きくかけ離れているため私達はその不足分について、何かしらの手立てをしなければなりません。貯蓄型の保険や、不動産投資、国債、投資信託などがあります。是非、早いうちに将来を見据えた有効な対策を取って老後の不安を軽減するのが良いでしょう。また、プロに相談することも有効になるでしょう。

 

 

関連記事

ページ上部へ戻る