年金などの電子申請について

3812959_s

はじめに

従業員を雇って会社などの事業を行っている方や会社の総務関係の仕事をしている人にとって、年金など社会保険の申請というのは非常に煩わしい仕事ではないでしょうか。
第一に申請のための書類を作るのが大変な作業となりますし、多くの時間やお金も必要になります。
しかし、2020年11月から社会保険の電子申請がスタートしました。
この制度を利用すれば、上で挙げたような悩みはかなり解消されるはずです。
そこで今回は、社会保険の電子申請のやり方について簡単に紹介します。

年金などの電子申請のやり方

電子申請のやり方としてはGビズIDを利用するパターンと、e-Govを利用するパターンとがあります。
前者は、一つのアカウントとパスワードを登録するだけでいろいろな行政サービスにログインすることができる認証サービスです。
後者は、行政のポータルサイトで検索によってさまざまな行政情報を入手できるほか、申請や届け出の手続きをオンラインで行うことができます。
年金など社会保険の電子申請はどちらでもでき、前者は無料、後者は電子証明書が必要なため有料となりますが、申請できる種類は後者のほうが多くなっています。

ここでは、前者のGビズIDの利用方法について紹介します。
まず年金機構のサイトなどからgBIZIDプライムのサイトへ行きアカウントを作成します。
このとき、メールアドレス、プリンター、印鑑証明書(個人事業主の場合は印鑑登録証明書)、スマートフォンもしくは携帯電話が必要です。
まずは画面上で申請書に必要事項を記入します。
記入し終わったらそれをプリントし日付の記入と押印を行ってください。
その後、印鑑証明書(もしくは印鑑登録証明書)を同封してGビズID運用センターへ郵送します。
不備がなければ2週間ほどで登録したメールアドレスにメールが送られてきますので、それに記載されたURLをクリックしてください。
すると、登録したスマートフォン(または携帯電話)にワンタイムパスワードが送られてきます。
これを指定の画面に入力し、さらに今後使用するパスワードを設定すればアカウントの作成が完了となります。
なお、総務担当者など事業主以外の人が申請を行う場合は、アカウント作成完了後にgBIZIDメンバーの登録を行ってください。

実際に申請を行うときは、年金機構のサイトから届出作成プログラムをダウンロードします。
あとは画面の指示に従って入力していけば、届出の作成・申請までを行うことができます。

最後に

今回は、年金など社会保険の電子申請についてそのやり方を簡単に紹介しました。
なお、年金機構のサイトには電子申請のやり方についてわかりやすい動画が公開されています。
内容は、電子申請の利用案内、電子申請のご利用案内e-Gov利用編、電子申請のご利用案内届書作成プログラム操作説明編がありますので、適当なものを選択し動画を見ながら登録や申請の作業を進められることをおすすめします。

関連記事

ページ上部へ戻る