年金を満額貰って、ゆとりのある生活ができるのか?

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年金生活で生活が困窮している高齢者のお話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
では、それは具体的にどのような状況を示すのでしょうか。
今回は、年金を満額貰った場合を想定して、ゆとりのある生活ができるのか。
また、ゆとりのある生活にするための年金以外の備えについてご説明します。

目次
1.年金の満額受給額
2.高齢者の生活と年金
3.年金以外の備え
4.まとめ

1.年金の満額受給額

国民年金保険料の支払い期間は40年間です。満額受給できる条件は、その40年間分、国民年金保険料を毎月支払っていた方になります。実際に、令和4年度で満額貰っている方は月額64,816円でした。この金額は、年度によって変わります。たとえば、令和3年度が65,075円でした。法律の規定により、令和4年度は令和3年度から原則0.4%の引き下げとなります。また、40年の間に支払っていなかった期間がある場合、受給額はさらに少なくなってしまいます。
さらに会社員だと、追加で老齢厚生年金が貰えます。これは、主に現役時代の給与の金額や働き方などによって決まります。老齢基礎年金の満額が令和3年度では、年78万900円でした。

2.高齢者の生活と年金

内閣府の調査によると、就業による収入が得られなくなった場合の年金による生活費については「足りないと思う」者は6割弱(56.9%)、「年金で生活がまかなえる」者は、3割強(32.7%)となっています。この調査は、前回の調査と比べて「足りないと思う」者が10.3ポイント増加(46.6%→56.9%)しています。今後もこのような状況が続くと足りないと思う方の割合が増える可能性があります。
また、現在の経済的な暮らし向きについては、「現在の暮らしに経済的に心配がある」者は、4 割弱(前回調査から約 1 割増加)。(27.9%→37.8%)となっています。
このことから年金以外の備えをすることが重要だといえるのではないでしょうか。

3.年金以外の備え

将来が不安な方は、代表的なものとしては、個人年金保険・国民年金基金・付加年金などを挙げることができます。また最近では、積み立てNISAやiDeCo、株式投資などの方法もあります。それ以外にも、第二の人生として副業をすることでより豊かにすることもできます。どの方法が一番いいのかは個々の事情やニーズによって変わって来るでしょう。

4.まとめ

国民年金は満額貰ったとしても令和4年度は月額64,816円でした。
内閣府の調査では、年金による生活費については「足りないと思う」者は6割弱でした。
それ以外の人は何か別の備えをすることが必要になります。
いくつか別の備えについて説明しましたが、なかなか動き出せない方は、一度トータルライフコンサルタントやファイナンシャルプランナーといった保険・年金のプロに相談することをおすすめします。

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