- 2017-10-28
- 学資
教育費を貯める方法として人気なのが、学資保険ですが実は基本的なことを理解していない人も多くいます。加入を検討する前に学資保険とはどんなものか、基本的な事についてしっかりと理解しておきましょう。
【学資保険とは?】
学資保険は、主に教育費の貯蓄を目的としており子供が15歳、17歳、18歳、22歳など設定した満期時に満期金を受け取ることができる保険商品です。
学資保険という名称になっているのは、金融機関の定期預金とは異なり、契約者の保障という部分も兼ね備えているからです。
これは、契約期間中に契約者が死亡・高度障害状態になって、後の保険料を支払えなかった場合以降の保険料の払い込みが免除になるものです。この場合、祝い金や満期金は契約通り受け取る事が出来ますので安心してください。
【学資保険の受取方法】
学資保険の受け取り方は、何度かに分けて受け取るか、一度に受け取るか2つのパターンがあります。
それぞれ見てみましょう。
まず、何度かに分けて受け取る場合は例えば、合計300万円の学資保険に加入したとします。18歳で満期金200万円を受け取り、祝い金として小学校卒業時40万円、中学卒業時30万円、高校卒業時30万円を受け取る契約にします。満期金や祝い金の額、受け取る年齢などは契約時に決めることができます。こまめに受け取る契約の方が保険料は高くなりますが、子供が私立中学、私立高校などを選択した場合、それなりにお金がかかりますので、こちらの契約がおすすめです。
次に一度に受け取る場合についてみてみましょう。こちらは、祝い金などはその都度なく満期時にすべてを受け取る契約です。大学まで全て公立の場合や、入学時にかかる費用等は預金で賄える家庭には保険料も安くこちらがおすすめです。
【払込期間と支払い方法】
次に、保険料の払込期間と支払い方法についてみてみましょう。
払込期間は15歳払済、18歳払済、22歳払済など様々なパターンがあります。満期時に受け取る保険金をいくらにするのか、何年かけて払っていくのか、などを考えながら払込期間を検討しましょう。
また支払い方法も、全額前払い、年払い、半年払い、月払いなどがあります。保険料で見ると、月払いよりも半年払い、半年払いよりも年払いという風に一気に支払う方が安くなりますが、学資保険は長期間かけていくものですので家計を圧迫しないように無理のない範囲で払っていきましょう。
学資保険の基本的なことは理解できたでしょうか?加入を検討する場合は、上記に加え保険料に対して将来受け取る満期金がどれくらいになるのかも比較して選ぶ様にしましょう。